活動報告

医療記者 熊田梨恵さん 応援メッセージ 「一人でも多くの日本の悩む保護者の方々に届きますように」

つばめの会のクラウドファンディング 目標金額を引き上げて実施中です。
この動画がどんな動画か、そして、つばめの会は何をしている団体かをご理解いただくため
応援してくださる方のメッセージをご紹介していきます

医療記者 熊田梨恵さん

医療ジャーナリストの熊田梨恵さんに今回、応援メッセージをお願いしました
熊田梨恵さんは、著書に『救児の人々~医療にどこまで求めますか』
『共震ドクター~阪神、そして東北』
(長尾和宏医師との共著)、『胃ろうとシュークリーム』
などがあり、文春オンライン、患者向け医療雑誌「ロハス・メディカル」、週刊女性セブン、月刊文藝春秋など多くの記事を執筆されています

 

 

熊田梨さんからのメッセージ

「食べることのできない子どもがいる」という現実に衝撃を受けました。
「『食べる』という一連の行為は、訓練によって身に付くこと。自然に行えているように見えても、最初から備わっているものではない。
訓練の機会を逃すとうまく食べられなくなる子どももいる」。という摂食嚥下障害の専門医の言葉に、さらにショックを受けました。
それまでの私は「食べる」なんて誰でも当たり前にできる、子どもはおなかが空けば本能的に食べるものと信じ込んでいたのです。
お腹が空いて目の前に食べ物があっても、食べることのできない子どもがいるのです。

つばめの会を取材すると、母乳を吸おうともしないどころかスポイトで口に入れても嫌がり吐き出す新生児、コーヒー牛乳しか飲まない幼児。
そのようなお子さんがいるということ自体驚きましたが、何よりも母親の苦悩は計り知れないものでした。
生まれたての赤ちゃんは母乳・ミルク等で栄養をとらなければ命を失いかねません。
今の日本では、乳幼児の食事や世話は母親の責任という雰囲気が強いです。
そして子どもの摂食嚥下障害の問題はほぼ知られていません。
育児書もネットも「子どもは飲んで、食べる」ということを前提に書かれています。
それなのに食べない。 食べさせようとしても吐いてしまう、
誰もそんな我が子の状態を理解してくれない、母親のやり方が悪いと責められ、
孤独・孤立に追い込まれる、 悲しい最悪の出来事すら頭をよぎる…。
この苦しみを思うと、胸が震え上がります。

私には5歳の息子がいますが、産後の母親の大変さは想像を絶するものです。
もし息子がうまく食べてくれなかったら、思いつめるあまり過度に子供につらく当たってしまうことも、私にとっては全く他人事ではありません。
そのようなお子さんたちを支える保護者の方々のご苦労とおつらさに思いを馳せながら、
どうか少しでも心が和らぐ時間があってほしいと願ってやみません。

今回の動画が、一人でも多くの日本の悩む保護者の方々に届きますように。
子どもが極端に食べなかったり、偏食したりするのは「摂食嚥下障害」であり、
親の責任ではないという事実が知られますように。
クラウドファンディングの成功を願っています。

(改行はつばめの会にて設定しました)

熊田さんとつばめの会

熊田さんの応援メッセージご紹介しました。。
熊田さんは過去に、つばめの会の体験談を話す会にご参加いただきWeb記事にしていただいたこともあります。
胃ろうやNICUの問題を認識されている熊田さんですが一人の人間として医療のもんだに向き合う姿勢に
会員のファンが多かったからです。
今回もこのようなご声援をいただきありがとうございます。。

ただでさえ大変な時期に、さらなる大変なケアをする親が。
日本語字幕や吹き替えで対応する情報をとり入れられるよう。
引き続きクラウドファンディングでのご支援をお願いいたします

クラウドファンディングはこちらから→

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