去る8月4日日曜日、たかつガーデンにて開催された、第45回VHO-net 関西学習会に、つばめの会スタッフが参加いたしましたので、内容を報告いたします。
今回のテーマ
今回の学習会のテーマは日本アラジ―ル症候群の会代表吉田麻里さんによる模擬講演と、「自分の会について3分間で紹介できますか?自分の会と疾病について、理解と共感を得るメッセージを考え、3分間で伝えられる練習をしてみましょう。」の二本立てでした。
模擬講座
模擬講座を実施するのは当初、別の方の予定でしたが、急遽、日本アラジ―ル症候群の会の吉田さんに変更になりました。吉田さんは当初、準備不足と仰っていましたが、患者である息子さんやご家族への思いや病気について知ってほしい事をスライドを交えて講演されました。
吉田さんは、つばめの会も参加する市民シンポジウムで登壇されるということで、その後、VHO-net 作チェックリストをもとに意見交換となりました。講演会の経験豊富な諸先輩から、会場の条件なども踏まえたアドバイスもあり、充実した模擬講演となりました。
自分の会について3分間で紹介する
後半も、予告では「3分間」でしたが、もっと簡単に1分で紹介しようということになり、的確に伝えるためのエレベータートークのレクチャーを受けた後、団体ごとで相談しながら原稿作り。おおよそ400字で1分が目安ということで、400字詰め原稿用紙一枚に、一般人か医療関係者かなど紹介する対象を設定したのち(1)団体名 (2)活動内容 (3)主な活動 (4)団体の素晴らしいところ という順に文章をまとめ、順番に発表したあと、質問をうけました。
つばめの会について1分間で紹介する
私は一般の人を対象に設定し、会の素晴らしさとして、つばめの会は障害や疾病ではなく、「食べない・飲まない」という悩みを共有出来るということを紹介しました。
発表後は、障害や疾病が違うということは、胃ろうやチューブの子もいたり、車イスやバギーの子も走り回る子もいたり、それによって、必要な支援や悩みも違うし、交流会も会場選びなども難しいだろうし、どうやってしているのかという質問を受けました。
全体としての勉強会や交流会は年に一回程度で、主な活動メーリングリストでの交流や情報交換であり、実生活で繋がって一緒に活動するというより、それぞれの生活の中で都合のよい時間にメーリングリストやホームページを覗いて、自分が欲しい情報を得たり、同じ悩みをもっている人がいるんだと思ってもらえればいいと考えていますと返答しました。
実際には、こんなふうにスラスラ言えたわけではなく、原稿も読み上げるのではなく、短い時間に相手に伝わるように話そうと思うと、言葉がつまったり、早口になったり、聞かれていることを理解して回答するというのも、ある程度想定していないと難しいと思いました。
活動が偏ってしまわないように、ときどきはこのような勉強会に参加すること、周囲の患者団体さんにお話しを伺うことも客観的な視点として大変勉強になります。これからも応援お願いいたします。