つばめの会のクラウドファンディング 目標金額を引き上げて実施中です。
この動画がどんな動画か、そして、つばめの会は何をしている団体かをご理解いただくため
応援してくださる方のメッセージをご紹介していきます
広島市西部こども療育センター 管理栄養士 藤井葉子先生
つばめの会で過去に書籍「過去に発達障害児の偏食改善マニュアル」をご紹介しました。
この書籍は大変好評で、小児科の先生や関連施設の方も多く参考になさったと聞きました。
この書籍の著者が広島市西部こども療育センターの管理栄養士である藤井葉子先生です。
藤井先生はふだん通園施設の園児の状況に合わせた給食を提供しながら、
食事記録や身体測定をもとに家庭の食事の仕方を調整してもらい、
食べられない原因を減らしながら皆と同じものを食べらるように支援されています。
外来では地域のお子さんや保育園・小学校に通う
食べることに課題のあるお子さんの食事相談を受けたり
ホームページなどでもメールでご相談を受けられているそうです。
管理栄養士 藤井先生からのメッセージ
この動画をおすすめする理由は、食べられない原因を1部分だけでなく、いろいろな方面から説明しているところです。
専門家はその専門分野で食べられない原因を説明しがちですが、原因はお子さんにより様々で、
複数の原因が重複している場合もあり、主な原因を優先的に改善しながら他の原因を改善していく必要があります。
その原因がこの動画で説明されている項目と私が感じて対応している項目がとても一致しています。
運動機能や口腔機能、姿勢、感覚的な部分で空腹やのどの渇きなのど極限にならないと感じにくい、
低緊張、条件的な手がかりで食べることを判断したり、食事の種類、時間、出し方、
量など複雑に影響しますが、それがとてもわかりやすく説明されています。
それと、食べられない原因が親ではない。でも影響はしていると説明しているところです。
まわりが親のせいとしてしまうことは、保護者はとてもつらく、間違っています。
でも、だからそのままにしていいわけではなく、専門家だけでなおせるわけでもありません。
専門的な知識と保護者が影響を与えてしまっている部分を
すこしずつ 変化させていくこともきちんと説明されているところが素晴らしいと感じました。
私は栄養士なので、食べられない子の支援には、体重、身長の経過をみながらの食事量と
それをとる時間の管理も合わせて食べたときに印象のよくなる調理法を段階的に変えていくことが必要かと感じます。
そのあたりの説明は少なかったので、それが増えるとより支援しやすくなるかと思います。
(→つばめの会注:まさに藤井先生のご著書はそういった情報が満載ですので合わせてお勧めします!)
つばめの会にひとことお願いします
私もこの施設に勤務したての頃は、なぜたべられないのかわからず、調べても詳しい資料がなく困っていました。
多くの食べられないお子さんが食べられるようになった経験をもっても、
毎年入園してくるお子さんそれぞれなので、方向性がわかるまでは毎年悩やみながらやっています。
だから保護者の方は、本当に大変だと思うので、
いろいろな支援方法がわかり易く、多くの方に知られて、
保護者の方が長い期間悩まなくていいようになればいいなと思います。
(改行はつばめの会にて設定しました)
つばめの会より
この動画について藤井先生にコメントを依頼した際に、藤井先生は
「海外のセミナーなどを聞いて悪い対応になるケースもあるので、内容を確認させてもらえませんか」
とおっしゃいました。セミナーの内容や安全性が気になられたのは当然のことです。
もちろん未完成の和訳を見ていただきました
(その後は私たちもほかの先生に同様に動画をご案内して依頼しています)。
藤井先生には、和訳と動画をご欄いただいたうえで、コメントに関して
ちょっと違うと思われた部分についてもあれば書いてください、とお願いしました。
というのも、つばめの会は「この動画が絶対正しい」というのではなく、
これをきっかけに多くの方が、より良い方向を模索する、また
話し合い改善を目指すようになれば良いと考えているからです。
結果的に子供の食べる事の改善を実践されてきた藤井先生が、
この動画の方向性にご賛同くださったので、ほっといたしました。
色々な考え方があると思います。
しかし今は以前の石崎先生の応援コメントにあった「アンパンマンでも見たら食べる」
といった指導もあると聞くので、まだ議論の土壌となる知識は広まっていないように思います。
しっかりとした知見に基づいたものが広く根付き、そこからさらに
議論が起こり方法が塗り替えられるような社会を目指したいです。
どうぞご支援お願いいたします