2019年9月6日(金)-7日(土)の2日間、第25回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術集会にて 患者会展示をさせていただきました。
会場の新潟朱鷺メッセは信濃川の河口、港に位置していた美しい場所でした。
2日間のレポートを展示スタッフ川野よりお届けいたします。
【1日目】
大会プログラムは10時からスタートなのに9時過ぎにはすでに会場にたくさんの参加者。1日を通して本当に多くの先生方に関心をお寄せいただき、さまざまな地域での取り組みや、患児さん親子の状況をお伺いできました。
私はこの学会の参加ははじめてで、他の学会に比べると訪問看護や在宅看護をされている先生が多く来てくださるように感じました。NICU卒の医療的ケア児支援の中にも、つばめの会の存在や、食べる意欲を育てることの大切さが少しずつ広がっていって欲しいと思います。
つばめの会顧問の田角先生がいつもおっしゃっている「食べる意欲を育てること」の大切さについては、ブースでの短い時間の中でも強調してお伝えしているところですが、つばめの会をすでに知ってくださっている先生はそこに強く共感を示してくださり、ありがたく嬉しく思いました。摂食嚥下機能とあわせて、食行動を育てるためにお力添えをしてくださる先生の存在に、心強さを感じます。
また、つばめの会の存在を今回はじめて知って、紹介したいですとパンフレットを多めに持って帰ってくださる先生も何人もいらっしゃいました。食べない飲まない子どもを抱える親御さんにとって、同じ思いの親と繋がれることの効果や、親の会ができることと医療福祉ができることの役割分担についてもお話を共有できたように思います。
そのほかにも、親御さんから会の情報をきいて、調べてわざわざ足をお運びくださった先生もいました。
歯科医、小児科医、小児神経科医、看護師、言語聴覚士、栄養士、ほかたくさんの先生が、パンフレットを読みニュースレターを手に取り、新しくリニューアルしたサイトを見てくださいました。関心を寄せていただき、協力をお申し出くださる先生方にたくさん出会えた一日でした。
【2日目】
初日よりはブースも落ち着いて、ゆったりとお話することができました。
どこで活動をしている会なのかを尋ねられることが多いのですが、会員は全国にいてメインの会員交流はメーリングリスト上での情報交換や悩みの共有になること、それは摂食嚥下障がい児の子育てでは外出や移動に制限も多く、好きな時間に自宅からアクセスできる方がよいからだとお伝えすると、深く頷いて、会員のリアルな生活を思い浮かべてくださる先生がたくさんいらっしゃいました。
また、リニューアルしたサイトを、とても見やすいですねとおっしゃってくださったり、体験談のページや受診施設リストなどをその場で見てコメントをくださる先生もいらっしゃいました。
お昼頃には、各240部用意したパンフレット類はほぼ配布し尽くしてしまい、摂食嚥下リハビリテーション学会での盛況ぶりに驚くばかりの二日間でした。
顧問の先生方もお忙しい時間をぬってブースにきてくださいました。特に田角先生、綾野先生には2日にわたり何度もブースにお立ち寄りいただき、会のこれからの活動について様々なご提案やスタッフへの個人的な助言もいただきました。ありがとうございます。
たくさんの先生方に、感謝いたします。
埼玉医科大学総合医療センター 小児科講師(在宅支援専任)小児科医 療育医 奈須 康子 先生です。 当会の活動でお世話になっております。ご挨拶にと、ブースをお尋ねくださいました。ありがとうございます
つばめの会の新サイトおよび、つばめの会のテーマソングもご紹介しました
こども療育事業「PARC」PARCにしのみや 所長 亀澤 康明先生 (理学療法士、保育士、社会福祉士) 巡回 古里 恵 先生(言語聴覚士) つばめの会スタッフのつながりのある先生方が、お立ち寄りくださいました。こどもの療育をされています。発達障害児の摂食の問題にも取り組んでくださっています。
右は当会顧問の田角勝先生、左から二人目は新しく顧問に加わっていただきました綾野理加先生です。そして、お二人の中央にいらっしゃるのは、鳥取大学医学部附属病院 リハビリテーション部の主任言語聴覚士 清水洋子先生です
kaigoスナック、三鷹で嚥下と栄養を考える会など、新しい試みをされている歯科医の亀井倫子先生です。 新しいつばめの会のウェブサイトをいち早くチェックしてくださり、「とても見やすく伝わりやすくなりましたね!」と言ってくださいました。
石川県初の小児在宅医療をされているかがやきクリニック訪問リハビリテーションの言語聴覚士 、金沢一恵 先生です。食べさせてあげたいと思っている親御さんの気持ちに寄り添い、在宅支援で出来ることをしていきたい、という思いをおきかせくださいました。
聖稜リハビリテーション病院リハビリテーション部 の栗本 由美先生です。スペシャルニーズのある子の保護者向けに食育の会くぅちゃんのレストランをされていらっしゃいます。いつもつばめの会のFacebookページを見てくださっています、と嬉しいお声がけをいただきました。
なんと、この学会で大先生にあたる、昭和大学名誉教授の向井美惠先生がブースにいらしてくださいました。以前よりつばめの会のブースに応援にいらしてくださっていましたが、このたびお写真もお願いすることができました。とても優しい先生で、会員の注入の子供もこの笑顔! ありがとうございます。
当会顧問の弘中先生です。患者会の少ないこの学会で展示を出せるのも弘中先生のおかげです。いつもありがとうございます!
京都府言語聴覚士会 理事 京都で訪問看護で摂食嚥下をみてくださっているメディケア・リハビリ訪問看護ステーション京都、言語聴覚士の高田耕平先生です。歯科医の指示でST派遣といった活動の広がりについてもおはなしくださいました。さまざまなイベントでもご活躍されていらっしゃいます。
つばめの会の受診施設リストに掲載させていただいているたかぎ歯科の手塚先生です。サイトを見て受診される患者さんもいらっしゃるとのことです。東京医療保健大学 管理栄養士の細田明美先生と一緒にブースにお立ち寄りくださいました。
日本大学松戸歯学部障害者歯科学講座の三田村佐智代先生です。つばめの会の顧問ともご親交が深く、同じ方針と専門性をもって摂食嚥下障害児をみてくださいます。千葉県松戸市の日本大学のほかに、茨城県医師会口腔センター水戸でも三田村先生の診察を受けられるそうです。患児が住んでいる土地で移動の負担なくみていけることの大切さも考えてくださっており、会員にもぜひ情報提供を、とおっしゃっていただきました。
会場となった朱鷺メッセ。快晴でした
埼玉医大総合医療センターの言語聴覚士 杉本 真美 先生です。訪問リハで未熟児の退院後ケアを主にされていらっしゃいます。つばめの会のことをお調べになり、ブースにお立ち寄りくださいました。保護者向けに会の情報を紹介したいです、とおっしゃっていただきました。
赤ちゃんの訪問看護ステーション「ベビーノ」の言語聴覚士の石澤先生です。赤ちゃんの訪問看護の先駆けのベビーノさん、ますますのご活躍を!
宮崎市総合発達支援センターの言語聴覚士 増田 智子先生は摂食外来で患児をみていらっしゃる先生です。成人を対象に見ていたご経歴もあり、現在は子どもを対象にセンター内でも積極的にご活動を広げていらっしゃいます。すでに当会については知っていてくださっており、今回、ブースにわざわざ足をお運びくださいました。
子どもの摂食障害についてご関心がありお立ち寄りくださった横浜市東部病院 栄養士の大沢優也 先生です。病院の栄養士としてのお立場からも摂食についてさまざま考えてくださることを嬉しく思います。
青森慈恵会病院 丹藤 淳先生です。去年に引き続き今年もブースにきて応援してくださいました。
当会顧問の田角先生から、先生の新刊「トータルケアで進める子どもの摂食嚥下サポートガイド―「食べる」を育む40のポイント」(診断と治療社)を展示紹介用に届けていただきました。ありがとうございます! また、医歯薬出発からもまもなく「田角勝のこれだけは伝えたい 子どもの意欲を引き出す摂食嚥下支援」が出るそうです。こちらも楽しみです。
横浜市東部病院 栄養士の大沢優也 先生です。子どもの摂食障害についてご関心がありお立ち寄りくださいました。病院の栄養士としてのお立場からも摂食についてさまざま考えてくださることを嬉しく思います。
本学会にてグリーフケアのご講演をされた神奈川県立こども医療センターの豊島勝昭先生です。 こども医療センター発行の摂食支援の資料はとても見やすくわかりやすく、展示ブースに置かせていただいている見本を多くの先生方が手にとって読んでいかれます。資料はこども医療センターのサイトからpdf をダウンロードできます。