Diversity & Inclusion という言葉をご存知ですか。
近年、国内外の多くの企業などで取り入れられている考え方で
略してD&Iなどと表現されることも多くあります。
単語としては
Diversityとは、多様性
Inclusion とは、包含する というような意味です。
企業でD&I などと言われている場合、
性別・ジェンダー・年齢・人種・障害の有無・出身・宗教
等の違いがあっても差別なく受け入れ活躍できる組織にする、といった意味があることが多いです。
東京オリンピックでもD&I活動を掲げられており、その考え方は広まりつつあります。
つばめの会では、D&I は飲食にも当てはまると考えています。
たとえば
特定の形態の食事しかとれない場合も
経管栄養しか取れない場合も
特定の成分を摂取しては健康に影響がある場合も
特定の傾向のある食べ物しか食べられない場合も
特定の宗教があり食事が制限される場合も
障害や疾患により食事に影響がある場合も
食事をとる人、そして食の介助をする人が
楽しく過剰な負担なく食に向かうことができる
食事によって健康を害すことがない
自分と違う食傾向の方との違いを認め
お互いの食の事情を尊重する
こういったことが飲食・食事においてDiversity & Inclusionであると、つばめの会では考えます。
つばめの会の問題とは少し離れますが
世界を見渡せばベジタリアンやビーガンなど特定の食傾向の方や
宗教的に禁忌の食事をする方々が大勢いて、
このような方への特定の食事は、実は海外では考慮されて特別メニューを用意しているレストランも多くあります。
これに対し日本ではレストランのクラスに関わらずこのような対応はなされないレストランが大半で、こういった方が来日した場合に安心して案内できるレストランが少ない、というのも、やはりDiversity & Inclusionの問題の一つの表れといえます。
食事に対するDiversity & Inclusionがすべての家族にもたらされ、
家族が安心して食事に向かうことを祈り、つばめの会は活動を続けていきます。
